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<藤心地区の取り組み> その5:地域の再確認


藤心地区基礎データ
人 口 14,636人(男7,260:女7,376)
65歳以上の人口 3,179人
高齢化率 21.7%
世帯数 4,384世帯
民生委員・児童委員数 17名(主任児童委員2名)(男3名:女14名)
担当区域 逆井、逆井1〜5丁目、逆井藤ノ台、藤心、藤心1〜5丁目、増尾8丁目、増尾台1丁目
町 会
自治会
15(町会12、自治会3)
うち、自主防災組織は10
(加入率)96%
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この地区の他活動 あなたの街の民生委員活動「藤心地区の取り組み」

平成19年度 住宅・高齢者世帯調査結果



一戸建て 3,870
(世帯)
5,161
アパート・マンション 1,291


65歳以上高齢者のみ世帯 852 1,081
65歳以上ひとり暮らし 229
上記の中での要援護者(人) 300人
(※)現在、「住宅・高齢者調査」項目は、「70歳以上の高齢者世帯」と「75歳以上のひとり暮らし高齢者」も追加している。



  災害時要援護者調査表

  災害時要援護者一覧表

(地区内再点検)
 柏市の民生委員は、例年5・6月になると、高齢者支援課から提供される対象者名簿(※)に基づいて、65歳以上の全高齢者世帯への声かけ訪問を行ってきた。藤心地区には、およそ3,200人の65歳以上高齢者が居住するので、民生委員一人当たりおよそ180〜190人の割当人数になる。これまでは、この活動を通して見守り活動や相談援助等を行ってきたが、防災情報の周知や災害時要援護者数の把握はできていなかった。

 そのため、藤心地区では防災活動の第一歩を「地区内再点検」に定め、まず地区内全世帯の住宅調査から開始した。自分の担当区域には、「アパートやマンション、一戸建てがそれぞれ何軒あるのか」、「そこに何世帯が居住しているのか」地域を歩いて回ったのだ。これは、行政区割ではなく、民生委員の担当区域別の正確な世帯数と担当エリアを把握することに役立ったという。この後、前述の声かけ訪問時を活用し、65歳以上で「ひとり暮らし高齢者世帯」と「高齢者のみ世帯」の中から、災害時要援護者対象者のリストアップを行っていった。
 この3〜4か月かけて行った2つの調査項目をまとめたものが、右図「平成19年度 住宅・高齢者世帯調査表」となる(実際は、町会ごとに数値を出している)。


(要支援者への働きかけ)
 この調査結果を受けて、300人の要援護者一人ひとりの「災害時要援護者調査表(右に添付)」を、次のような手順で整備していくことになる。
 まず、要援護者一人ひとりに、民生委員が行う活動への理解と、災害時要援護者調査表作成の同意を求めていく。同意を得た要援護者については、民生委員が各要援護者の一時避難場所と市指定避難場所を指定し、「@ひとり暮らし、A救助必要者、B自力歩行困難」といった区分けを行う。この一時避難場所とは、市指定避難場所まで歩いて行けない方を対象に、住居近くの安全な場所を指定したもので、災害時にはひとまずここに集まってもらうようにした。

 要援護者へのアプローチとあわせて、近隣住民にも協力を呼び掛けていく。民生委員がコーディネート役となり、要援護者一人につき、近隣住民一人を支援者としてマッチングしていく。もちろん、これは要援護者の同意と希望を加味した上で行う。近隣住民には、要援護者の上記@〜Bの要件を伝え、日頃の見守り活動や災害時における避難誘導等をお願いする。そして、この要援護者及び支援者情報を基に、担当区域の「要支援者一覧表(右に添付)」を作成していくことになる。

 この一連の活動の結果、要援護者調査表については、ほぼ全員から同意を獲得し、近隣支援者についても80%以上を確保することに成功している。どういったことを心掛けたか、武井会長に尋ねると「民生委員はとにかく足を使うことが大事です。足を使って要援護者・支援者宅を訪問し、必ず顔を合わせるようにしています。そうしないと、思いは伝わらないと思うんです」と話す。大変な時間と労力を使うが、これが民生委員活動にとって何より大切なことなのかもしれない。そして、こうして得た情報が、次のステップである「民生委員行動マニュアル」と「防災福祉マップ作成」に繋げられていくことになる。



(※)柏市から市民児協への要援護者情報の提供状況は、@すべての65歳以上の高齢者(ひとり暮らし、高齢者のみ世帯)、A障害児・者(平成21年4月、市が対象者から同意を得て、了承が取れた方のみ)になる。なお、上記@・Aの情報提供を受けるにあたって、特に契約等の手続きは行っていない。







その他の柏市K-Net・藤心地区関連ページ


   指定民児協の活動内容

   柏市防災福祉K-Net
    その1:柏市防災福祉K-Netとは?
    その2:町会と民生委員の役割
    その3:K-Net確立に向けて

   柏市藤心地区の取り組み
    その4:藤心民児協発「災害時一人も見逃さない運動」
    その5:地域の再確認
    その6:民生委員行動マニュアルと防災福祉マップ
    その7:民生委員から地区防災へ
    その8:今、できること